内窓

内窓

内窓について

四季の変化を家の中にいても感じたい。
なんとなく窓際が好き。
私たちは知らず知らずのうちに、窓の存在を感じています。
「窓」はどのようにして私たちの生活に根付いていったのでしょうか?
日本人が持つ窓への態度を紐解いてみたいと思います。

四季の変化を家の中にいても感じたい。なんとなく窓際が好き。私たちは知らず知らずのうちに、窓の存在を感じています。
「窓」はどのようにして私たちの生活に根付いていったのでしょうか?
日本人が持つ窓への態度を紐解いてみたいと思います。

窓観を紐解く

西洋と日本、室温規制

参照:
イギリス保健省「イングランド防寒計画(Cold Weather Plan for England)」(2015年改定) https://www.gov.uk/government/publications/cold-weather-plan-cwp-for-england 一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議 http://www.kokumin-kaigi.jp/thinkhealth/thth/longevity.html

室温規制がないのは「日本」だけなのをご存じですか?
特にヨーロッパは室温(断熱)に非常に厳しい国です。
イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンといった諸外国は「暖かい家は「人権」である」といった思想のもと、最低室温は18℃~23℃でなければならないといった法令で規定されています。
イギリス保健省でも冬期の室温指針が定めており、室温を18℃以上に保てない賃貸住宅には改修・閉鎖・解体といった厳しい命令を下すこともできると言われています。

しかし、日本には多くの高齢者が寒い冬場に、ヒートショックにより浴槽で溺れて命を落としている現実があるにもかかわらず、「室温規制」の規定はなく、低断熱、無断熱の住宅が約80%あると言われています。

窓観を紐解く

窓の成り立ち

なぜ日本は室温へのこだわりが弱いのでしょうか?
歴史的な窓の成り立ちも関係しているようです。
日本の窓は引き戸がほとんどですよね。起こりは障子と言われています。引き戸は密閉性を重視しない造りのため、窓に寄せる期待の中に
密閉性が抜け落ちていくことは自然といえます。
逆にヨーロッパの窓はほとんど「開き」です。
開きだと密閉性を高めやすく、欧米人の断熱への態度を方向づけたかもしれません。

窓観を紐解く

内窓の系譜

では日本には断熱性能の低い窓しかないのでしょうか? 決してそんなことはなく、日本ならではの密閉性を高めた工夫が 弊社でも取り扱っている引き戸タイプの内窓です。 当然、そのような製品が増えている背景には、 環境負荷軽減の流れがあります。日本でも年々法改正が進み、 2025年からすべての新築住宅・非住宅に 省エネ基準「断熱等級4」の適合が義務化されます。 ただしこれも欧州などに比べたらクリアすべき最低基準です。 とはいえ、日本人が中古住宅やマンションのリフォームにおいて、 まずは内窓を設置して断熱性能を高めたいと考えるのは 自然な流れとなりそうです。
さらに防音の観点からも内窓の果たす役割は大きくなるでしょう。

窓観を紐解く

西洋と日本、室温規制

室温規制がないのは「日本」だけなのをご存じですか? 特にヨーロッパは室温(断熱)に非常に厳しい国です。 イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンといった諸外国は「暖かい家は「人権」である」といった思想のもと、最低室温は18℃~23℃でなければならないといった法令で規定されています。 アメリカでも州によって異なりますが、冬期の室温規定があります。 イギリス保健省でも冬期の室温指針が定めており、16℃を下回るうな室温だと改善・改修命令があると言われています。 しかし、日本だけはこの規定はなく、低断熱、無断熱の住宅が約80%あると言われています。 参照:
イギリス保健省「イングランド防寒計画(Cold Weather Plan for England)」(2015年改定) 一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議

窓観を紐解く

窓の成り立ち

なぜ日本は室温へのこだわりが弱いのでしょうか? 歴史的な窓の成り立ちも関係しているようです。 日本の窓は引き戸がほとんどですよね。起こりは障子と言われています。
引き戸は密閉性を重視しない造りのため、窓に寄せる期待の中に 密閉性が抜け落ちていくことは自然といえます。
逆にヨーロッパの窓はほとんど「開き」です。
開きだと密閉性を高めやすく、欧米人の断熱への態度を方向づけたかもしれません。

窓観を紐解く

内窓の系譜

では日本には断熱性能の低い窓しかないのでしょうか? 決してそんなことはなく、日本ならではの密閉性を高めた工夫が 弊社でも取り扱っている引き戸タイプの内窓です。 当然、そのような製品が増えている背景には、 環境負荷軽減の流れがあります。日本でも年々法改正が進み、 2025年からすべての新築住宅・非住宅に 省エネ基準「断熱等級4」の適合が義務化されます。 ただしこれも欧州などに比べたらクリアすべき最低基準です。 とはいえ、日本人が中古住宅やマンションのリフォームにおいて、 まずは内窓を設置して断熱性能を高めたいと考えるのは 自然な流れとなりそうです。さらに防音の観点からも内窓の果たす役割は大きくなるでしょう。